2010.04.22 Thursday
目指す物
先日、大手スポーツウエアメーカーの展示会に行ってきました。
そこでは、温度を感じて見えない位小さな口が開いて呼吸する繊維とか、自らが温度調整する繊維とか、ストレッチ性があり湿気は逃がすが風は通さない繊維、などを使って、すごく機能的で低価格のスポーツウエアーや、カジュアル衣料が展示されていました。
1着のロットが2000~4000着という商品を、大資本のメーカーが作るとここまでリーズナブルで、高機能な物が出来るものだと感心すると同時に、ユ00ロの服を思い出しました、シンプルなデザインで、機能的で価格が安い!テーラーの物作りとは、対極に位置する様な考え方ですが、今後リクルートスーツやフォーマールスーツにも進出してくれば、ユOOロ世代の今の若者が、将来オーダーに足を踏み入れるのでしょうか?
これからのテーラーの生きる道は、今まで同様に大規模な量産では表現できない、より「個」を対象にしたオリジナリティーの追求と、これからの顧客になりうる若者に効果的にアピールする為の研究や活動が非常に大事になると思います。どちらも一人で進めていくには難しいことですが、同じ考えの者同士が集まり地道に活動を続けることで前進して行けると思います。
松村